[MSoX Learn&Share]ポートレイトにおけるライティング基本 その4 (Christian Berges氏)
まったくの暗闇から照明をセットアップすることができるスタジオでなければ、自分の居る場所で見つけられる、利用できる光で撮影をまかなわなければなりません。これは、あなたのビジュアルコンセプトを邪魔するものかもしれませんが、同時に、あなたを手助けし、インスパイアするものでもあるのです。おそらく、窓枠を通じて、柔らかく、拡散された空からの光が入ってきているかと思います - その光を、あなたの目的に見合うパーフェクトなキーライトにするのです。もしくは、天井からの照明を見つけ、それを背面照明とするのです。また、間接照明を、完璧な補助光とすることもできます。あなたの場所で見つけられる、自然光源からメリットを得られるのです。-それが、リビングルームであっても、協会であっても、陰影の多い森であっても、太陽が溢れる野原であっても、です。
ときどき、このような自然光源で事足りてしまいます。上部の写真は、物置の窓からそそぐ光で撮影されたポートレイトです。一番左のものと真ん中のものは、その光だけでよく撮れています - 光にむかって顔を向けている限り、このように撮れます。しかし、一番左のポートレイトのように、多くの場合では、何かが足りないように感じるでしょう。この場合、補助光が、顔の完全に暗い側を明るくするのには、補助光が有効です。利用可能な光を完全なものにするためにセッティングした照明はどれも、2つの点から、順応しなければなりません:その明るさのレベルと、色温度に関する点です。
明るさのレベル
利用可能な光源があるならば、それに対して絞り値を調整してください。通常、その明るさのレベルは既定のものであり、あなたの影響力の及ばないものです。ですので、間接照明が露出を決定するものです。たとえば、補助光を自然光のキーライトに加える際、それに応じて明るさを設定しなくてはならなくなります:キーライトがキャンドルの灯ならば、最少のアウトプットでの照明が必要でしょう。調光器もしくは、NDジェルフィルターで。明るさを軽減することもできます。キーライトとして太陽を使うならば、適切な補助光としての役割を果たす照明は、相当数のキロワットの強さが必要とされるでしょう。太陽の力強い明るさをバウンスさせるリフレクターを使うことが、より簡単で効果的な方法といえるでしょう。スムースで控えめな補助をするには、白面のリフレクターがベストの役割をはたします。強い補助光が必要ならば、銀色のコーティングがなされた面を使いましょう。
太陽光での撮影は、しばしば問題も生じます:雲が空を覆ったり雲が消えたりすれば、それぞれで数分毎に明るさが変わってしまうのです。このような場合では、リフレクターを使用することで、もう1つの大きな利点を得ることができるのです:反射された光の量はいつも、太陽の現行の明るさに対して一定値を保ってください。
色温度
利用可能な光源とマッチさせなければならない、もう1つのパラメーターは、照明の色温度です。たとえば、キャンドルはオレンジを多く含んだ温かい光を発します。この場合、タングステンやハロゲンランプが追加の光源としてはベストです。というのも、それらの色温度は、同じ領域のおおよそ3200Kだからです。太陽光での撮影であれば、HMIや”コールドホワイト”の蛍光管といった、5600K前後の高い色温度の'デイライト'照明が、補助光として正しい選択でしょう。これらの照明をキャンドルや火のような温かい間接光に順応させるために、CTOカラージェルを使うおこともできます。ときには、追加の光を、利用可能な光の色温度に、完璧に合わせたいとは思わないこともあるでしょう。1つの写真表現の中にて、デイライトとタングステンを合わせた”ミックス光”を好むのであれば、ホワイトバランスに注意する必要があります。多くの場合、キーライトで被写体の顔をほぼニュートラルにテラスことが理にかなっているでしょう。これは、肌のトーンは常に最も重要だからです。しかし、効果をつけようとするならば、補助光、逆光照明や背景光は、ブルーやオレンジに転ばせることができます。
- [MSoX Learn&Share]ポートレイトにおけるライティング基本 その1(Christian Berges氏)
- [MSoX Learn&Share]ポートレイトにおけるライティング基本 その2(Christian Berges氏)
- [MSoX Learn&Share]ポートレイトにおけるライティング基本 その3(Christian Berges氏)
© 2011 Christian Berges
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出典:Manfrotto School of Xcellence 「Christian Berges: Portrait Lighting Basics, Part 4:Working with Available Light.」











